皆伐施業を推進するため

◆はじめに

マルカ林業㈱は、グループ会社の社有林約1500haを管理するため分収契約を締結し、平成19年に設立されました。社有林は、最上地方及び庄内地方と秋田県南部と、広範囲に存在し、管理が難しいため、一元管理が出来るように会社組織として発足しました。
現在は、育苗から保育、伐採造林まで実施出来るように作業員を育成しながら活動しています。

◆概要

昨年グループ会社として、もがみバイオマス発電株式会社が竣工し、平成30年12月より売電を開始しました。弊社も木質チップ工場を新設し、燃料チップの製造及び供給を開始しました。
原材料となるC・D材は地域の森林組合や事業体及び国有林からの購入と、弊社林産班による皆伐及び間伐によるC・D材を集荷しています。
皆伐については、森林組合と相談しながら経営計画を樹立し、「伐ったら植える」を実行し、育苗による苗木(カラマツ)を使用して再造林を行い、循環型林業を実践して行きたいと考えています。

◆終わりに

今後は、最上地域の事業体と協業体制を構築することができれば、それぞれの特色を活かしながら大ロットの施行地を確保することによって、地域における大型製材工場や大型集成材工場などに計画的に原木の供給ができ、伐採及び輸送コストの削減が可能となり、森林所有者等への収益還元ができるものと考えています。

マルカ林業㈱