第48回全国育樹祭記念行事 みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会開催

第48回全国育樹祭の記念行事として「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」が10月5日、6日の2日間、宮城県石巻市の仙台塩釜港の特設会場で開催の予定でしたが、5日の深夜に降った雨により会場が冠水し、6日の開催は突然中止となってしまいました。会場は所により水浸しの場所もありましたが、雨もあがり、中止とはいえそれぞれのブースで実演や説明が行われておりました。会場で取材したいくつかのトピックスを紹介します。

◆大型物流ドローン

 中国DJI社製の運搬用ドローンDJI FLYCART 30のデモンストレーション飛行がおこなわれていました。このドローンは最大で40㎏の荷物を運ぶことができ、林業用には苗木などの資材運搬に大きな力を発揮することができます。運搬用ドローンは我々が普段見ている調査用のドローンと比較してその大きさが目を引きます。ミス日本みどりの大使の佐塚こころさんがドローンと記念撮影をしておりました。(ネット情報によれば価格は約250万円です)

ミス日本みどりの大使とドローン

◆再造林の機械化

 出展機械の中心は、プロセッサ、ハーベスタなど伐採系機械ですが、今年は伐根処理用のマルチャーや樹木粉砕機などの造林用機械が多く展示されました。山形県では再造林率は88%(令和5年度)ですが、全国的にはこのところ3~4割で推移しており、主伐後の再造林が課題となっています。再造林の加速化のためには省力・低コストの技術が不可欠で、高性能林業機械の導入が必須です。展示会でもイタリアMDB社製のラジコン草刈り機LV-800PROやスペインTMC-CANCELAのトラクターや油圧シャベル用のアタッチメントマルチャーが展示されておりましたが、いずれも導入には負担の大きい

ものです。レンタルのニッケンのブースにニッケンで開発した地拵えレーキが展示されておりましたが、これはグラップルのアタッチメントで挟んで使うため着脱が簡単で価格的にも使いやすく、今回何件か引き合いがあったそうです。

ンタルのニッケン開発の地拵えレーキ        トラクター用のマルチャー

◆イワフジ工業の新機種

 高性能林業機械のメーカーは西日本を本拠とする会社が多い中で、東北で頑張っているイワフジ工業の新機種を紹介します。現在開発中の『GFB-90S』フェラーバケットグラップルで、掘削、転圧、伐倒、玉切り、グラップル作業を1台でこなす路網作設用オールインワンアタッチメントが展示されておりました。来年の春に販売の予定です。

イワフジ工業のフェラーバケットグラップル

〔山形県森林協会〕